空撮映像の個人情報について

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ガイドラインを守り安全に飛行させましょう!
「ドローン」による撮影映像等の インターネット上での取扱いに係るガイドライン」

飛行事故に関する事例を紹介

ガイドラインを守り安全に飛行させましょう!
「安全な飛行のためのガイドライン」
マルチコプター:墜落

空撮事業者

・公園内で映像撮影を目視外飛行で行っていた際、周辺の樹木に機体が接触し墜落した。
・本件事案による人の負傷及び物件の被害はなかった。
※操縦経験は150時間以上、団体資格あり。


【原因分析】・飛行中操縦者がモニターを注視していたところ、樹木に気付かず機体が接触したため墜落。操縦者及び補助者の連携ミスなどに因る。
【是正措置】・配置する補助員はその役割などをしっかりと認識させることを徹底する。・操縦者から死角が生じた場合や安全確保が難しい場合には2名以上の補助員を必要とする場所に配置し安全飛行を徹底する。

空撮事業者

・桜の撮影のため飛行中、桜の枝に接触し墜落した。
・本件事案による人の負傷及び物件の被害はなかった。
※操縦経験は150時間以上。


【原因分析】・目視外飛行中、補助者からの無線機による操作指示より先に、操縦者による機体操作が行われたためと考えられる。
【是正措置】・飛行訓練時に補助者からの指示による機体操作を的確に行える訓練を実施する。

個人

・練習飛行のため、自宅庭で飛行させていたところ、急な雨と風の影響で機体を見失い、約200m離れた民家の倉庫の屋根に墜落した。 ・本件事案により民家の倉庫の屋根が破損した。
※操縦経験は1時間未満。


【原因分析】・機体操縦に不慣れで、操作に誤りがあったと思われる。

個人

・撮影依頼を受けて、河川で飛行させていたところ、制御不能となり付近の林に機体が墜落し、紛失した。
・後日、機体は回収された。 ・本件事案による人の負傷及び物件の被害はなかった。
※操縦経験は150時間以上。


【原因分析】・墜落原因は不明(特定に至らず)
【是正措置】・機体故障や操縦ミスはおこりうるという前提のもと、飛行場所における電波障害等危険予知の徹底、機体故障や操縦ミスを想定した訓練の実施、安全な落下場所の事前選定を行う。

個人

・練習のため、飛行させていたところ、海上に機体が墜落した。(水没したものと思われる)
・本件事案による人の負傷及び物件の被害はなかった。
※操縦経験は100時間以上。


【原因分析】・機体の不良か風か操作ミスが考えられる。

個人

・テスト飛行のため、公園で飛行させていたところ、制御不能となり見失い、民家に駐車していた軽自動車に接触し、墜落した。
・本件事案により軽自動車のドア及び天井に擦り傷を与えた。
※操縦経験は1時間未満。


・墜落原因は不明。

個人

・テスト飛行のため、公園で飛行させていたところ、制御不能となり見失い、民家に駐車していた軽自動車に接触し、墜落した。
・本件事案により軽自動車のドア及び天井に擦り傷を与えた。
※操縦経験は1時間未満。


・墜落原因は不明。

建設事業者

・空撮測量のため、飛行させていたところ、機体からプロペラが外れ、墜落した。
・本件事案による人の負傷及び物件の被害はなかった。
※操縦経験は20時間以上。


【原因分析】・プロペラのモーター部に砂などが入り込み、飛行中の回転ムラ等によりプロペラが緩んで脱落したと思われる。
【是正措置】・離着陸時に砂などを巻き上げないよう舗装面を除き、敷板を置いて離着陸を行う。 ・飛行前点検においてモーターに砂などが入り込んでいないか確認し、 飛行後はエアーブローを行う。

報道機関

・撮影のため河川を飛行安定機能を使用し飛行中、木の枝に近づいたためホバリングさせようと操作したが、ホバリングせずそのまま前進し木の枝に接触し、墜落(水没)した。
・本件事案による人の負傷及び物件の損壊はなかった。
※操縦経験は10時間以上。


【原因分析】・墜落前のGPS電波の受信状況が悪かったことから飛行安定機能が作動しなかったまたは不安定だったと思われる。
【是正措置】・飛行前に飛行場所周辺のGPS受信感度を確認し、悪い場合は飛行安定機能を作動させない。または飛行を行わない。

報道機関

・社内訓練のため、飛行させていたところ、操縦不能となり、海上に墜落した。
・本件事案による人の負傷及び物件の被害はなかった。
※操縦経験は40時間以上。


【原因分析】・風の影響とゴーホームを解除した直後の機体操作によりバランスを失ったと思われる。
【是正措置】・海岸沿いで飛行させる場合には、風速計による常時監視を行う。 ・ゴーホーム機能が作動した場合は無理に解除を行わず、飛行を終了させる。 ・ゴーホーム機能を解除する場合は機体が安定してから操作をおこなうよう訓練項目に追加する。

空撮事業者

・空撮のため、飛行させていたところ、制御不能となり、空港に隣接する店舗の普通自動車に接触し、墜落した。
・本件事案により普通自動車の左側面ドアに 擦り傷を与えた。
※操縦経験は300時間以上。


【原因分析】・現在確認中
【是正措置】・現在確認中

空撮事業者

・空撮のため、飛行させていたところ、突然動作が停止し、墜落した。
・本件事案による人の負傷及び物件の被害はなかった。
※操縦経験は30時間以上。


【原因分析】・現在確認中
【是正措置】・現在確認中

農業関係事業者

・農薬散布飛行中に、Gohome機能が作動したが、帰還経路上に電線があったため、回避しようとマニュアル操縦に切り替えたものの、マニュアル操縦できず、電線に接触し墜落した。
・本件事案による人の負傷及び物件の被害はなかった。
※操縦経験は1800時間以上。


【原因分析】・飛行距離が200mを超えるとGohomeが作動する仕様であったが、当日の飛行距離が200mを超えていたと操縦者が認識していなかったためと思われる。
【是正措置】・操縦者が飛行距離を常に確認するため、メーカーと調整し、送信機に飛行距離が表示され、かつ飛行距離が100mを超えると警告されるように改良した。

マルチコプター:制御不能

空撮測量事業者

・測量検証実験のため、無人航空機を飛行させていた際、機体が制御不能となり見失い、飛行場所付近の道路にて機体が発見された。
・本件事案により飛行場所に隣接するソーラーパネルを損傷させたと見られている。
※操縦経験は120時間以上。


【原因分析】・機体内部のデータ伝送ケーブルの不具合と思われる。
【是正措置】・当該ケーブルの飛行前点検及び定期的に交換を実施。・敷地外飛行防止のため、機体へのリードの取り付け。

製造関連事業者

・測量のため無人航空機を飛行させていた際、機体が制御不能となり、見失った。その後、飛行場所から数km離れた場所で機体が発見された。
・本件事案による人及び物件への損害はなかった。
※操縦経験は10時間以上。


【原因分析】・原因究明のため機体メーカーに調査を依頼している。
【是正措置】・機体不具合の原因が究明され対策が取られるまでは、当該無人航空機を飛行させない。・メーカーによる調査結果に応じ対策を実施する。

空撮測量事業者

・写真測量の飛行を終え、着陸させようとしていたところ、機体が制御不能となり、見失った。
・本件事案による人の負傷及び物件の被害はなかった。
※操縦経験は約2時間。


【原因分析】 ・機体が発見されていないため詳細な原因分析はできないものの、機体の飛行制御プログラムの異常により制御不能となった可能性がある。
【是正措置】 ・機体が発見され、原因が究明されるまでは、当該社製の機体を使用しない。

マルチコプター:紛失

NPO法人

・撮影のため無人航空機を海上飛行させていた際、バッテリーエラーを示す表示があった後、海上にて機体を見失った。(水没したと思われる)
・本件事案による人の負傷及び物件の被害はなかった。
※操縦経験は不明。


【原因分析】・機体水没のため、機体の解析はできないものの、原因はバッテリーの不具合と思われる。
【是正措置】─

空撮映像配信事業者

・機体のgo home機能確認点検のため、飛行させていたところ、機体が帰還せず、紛失した。
・本件事案による人の負傷及び物件の被害はなかった。
※操縦経験は不明。


・原因現在確認中

空撮事業者

・空撮のため、飛行させていたところ、操縦操作を誤り、林の中に墜落し、紛失した。
・本件事案による人の負傷及び物件の被害はなかった。
※操縦経験は50時間以上。


【原因分析】・バッテリー残量の判断を誤り、かつホームロック操作(機体をホーム地点に戻す操作)を誤ったためと思われる。
【是正措置】・バッテリー残量30%以内に帰還させることとし、ホームロック操作の訓練回数を増やし習熟を図る。

個人

・趣味のため、飛行させていたところ、突風にあおられ操縦不能となり、紛失した。
・本件事案による人の負傷及び物件の被害はなかった。
※操縦経験は20時間以上。


【原因分析】・事前の天候確認不足と思われる。
【是正措置】・機体限界を超える風(天候)について事前に十分確認するとともに飛行中も突風等を意識し状況により飛行を中止する。

ラジコン機クラブ

・趣味のため、飛行させていたところ、操縦不能となり、紛失した。
・本件事案による人の負傷及び物件の被害はなかった。
※操縦経験は2時間以上。


【原因分析】・電波の出力が弱いか、近距離での飛行に限定されていたものと思われる(機体の取扱説明書に電波到達距離の記載はなかった模様)。
【是正措置】・操縦する機体の電波の管理を厳重に行う。

空撮事業者

・空撮のため、飛行させていたところ、通信が途絶し操縦不能となり、紛失した。
・本件事案による人の負傷及び物件の被害はなかった。
※操縦経験は80時間以上。


【原因分析】・ファームウェアアップデート後に何らかの不具合が生じた可能性が考えられるが、原因は不明(特定に至らず)
【是正措置】・アップデート後は安全な場所でリールを付けてテスト飛行を行い、かつゴーホームなどの安全機能が適切に作動することを確認する。・(今回操縦不能となった際、補助者が他者と話しをしており、機能していなかったため)補助者は飛行中、適切に業務を行うよう徹底を図った。また、補助者についても十分訓練を行ってから従事させることとした。

マルチコプター:緊急着陸

空撮事業者

・撮影飛行を終え着陸のため降下していたところ、操作性能が著しく低下し、飛行予定範囲を逸脱する緊急着陸となった。
・本件事案による人の負傷及び物件の損壊はなかった。
※操縦経験は120時間以上。


【原因分析】 ・飛行中GPS感度が低下していたことから、GPSモードが正常作動しなかったものと思われる。
【是正措置】 ・飛行前に飛行予定範囲内のGPS感度を確認し、問題ない場合のみ飛行させる。また、飛行中もGPS感度に注意し、GPSモード解除後も安定操縦できるよう定期訓練項目として追加する。 ・万が一の場合も想定した、補助員等で第三者等の立ち入りを制限できる飛行範囲を計画する。

ヘリコプター

墜落:空撮事業者

・地方自治体からの依頼による遭難者捜索の飛行を終え、帰投中に不自然な姿勢での飛行となり、手動操縦に切り替えようと試みたが制御できず、墜落した。
・本件事案による人の負傷及び物件の被害はなかった。
※操縦経験は30時間以上。


【原因分析】・天候判断を誤り、霧の中を飛行させた結果、飛行制御部などが水分により誤作動をおこしたものと思われる。
【是正措置】・降水や霧の場合は飛行を行わない。飛行中もモニターにより天候監視を行い、降水や霧が確認された場合は帰還させる。 ・機体を改良(防水処理)した。

接触:農業関係団体

・農薬散布のため、次の散布場所への移動飛行中、経路下の他の作物へのダウンウォッシュによる被害を回避するため、高度を上げすぎてしまい、電線に接触した。
・本件事案により電線を損傷させた。
※操縦経験は1200時間以上。


【原因分析】・飛行経路上の作物に気をとられ、高度を上げすぎたためと思われる。
【是正措置】・飛行前に飛行ルート上の物件等の確認を徹底する。・付近に散布対象外圃場や電線、道路がある場合は機体を着陸させて移動する。

墜落:農業関係団体

・農薬散布のため、飛行させていたところ、電柱の支線に接触し墜落した。
・本件事案による人の負傷及び物件の被害はなかった。
※操縦経験は500時間以上。


【原因分析】・支線が周囲の物件と同化していて、操縦者及び補助者から見えなかった。・飛行前の飛行範囲内の事前調査が不十分だった。
【是正措置】・飛行時は補助者が先行して障害物の確認を行う。・飛行前の事前調査を十分に行い、障害物を図面に記録の上、操縦者及び補助者双方で共有する。

飛行機

墜落:無人航空機製造業者

・展示飛行のためパラシュートによる着陸を予定していたが、パラシュートと機体をつなぐ2本のダンパーゴムのうち1本が切れたため墜落した。
・本件事案による人の負傷及び物件の被害はなかった。
※操縦経験は40時間以上。


【原因分析】 ・ダンパーゴムの不具合
【是正措置】 ・使用するダンパーゴムについて社内にて個別点検を実施する。 ・ダンパーゴムと並行してロープを接続する。

紛失:研究機関

・研究調査目的のため、自動操縦により飛行させていたところ、強風警戒アラートがでたため緊急着陸を指示したが、指示通りに作動せず、海上で見失った。
・本件事案による人の負傷及び物件の損壊はなかった。
※操縦経験は10時間以上。


原因現在確認中